2025年11月16日（日）、音楽における「アンビバレンツ」に迫る「フリートヘルム・デールとドイツ・ロマン派の作品たち」、雑司が谷音楽堂にて公演を終えることができました。ご来場くださった方、まことにありがとうございました。
留学先ドイツ・リューベックでお世話になった作曲家デール（1936-2018）のピアノ曲〈冬の旅の断片〉やツェラン歌曲、チェロ独奏曲と、シューベルトの歌曲集《冬の旅》、シューマンの幻想小曲集Op.73 、暁の歌Op.133、そしてデール門下の韓国人作曲家金茂燮さんの〈アンビバレンツ〉をとおして、音楽におけるアンビバレンツ（同じ物事に対して相反する感情を同時に抱くこと）について考える貴重な機会をいただきました。
素晴らしい歌唱をいただいた川崎嘉昭さん、ファンタジーあふれるチェリスト高田剛志さん、リートとアンサンブルを掘り下げ、またアンビバレンツについても熟考いただいたピアニストの高田真生さん、韓国から来日くださったピアニスト李勲（Lee, Hun）さんと作曲家金茂燮（Kim, Museoh）さんにも感謝申し上げます。
